天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-08-20から1日間の記事一覧

五感の歌―聴覚(2/2)

律唱の太鼓の響めいめいの知覚にうけて足ぶみしをり 遠山光栄*律唱という言葉は、辞書に出ていない。リズム感覚 というほどの意味だろう。 そら耳か聞きとめて人語にもあらぬ なべてかそけし夜動くものは 斎藤 史*そら耳: 実際には存在しない声や物音を聞…