天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-08-22から1日間の記事一覧

五感の歌―嗅覚(1/5)

「嗅ぐ」という言葉を直に詠んだ歌は、少ない。具体的なものの「にほひ」「かをり」「香」として表現されている。古典和歌では、梅の花、花橘、桜花などが典型的。 「にほひ」は古くは、人目につくきわだった美しさを表し、艶めくさまを「にほひやか」と表現…