天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-08-25から1日間の記事一覧

五感の歌―嗅覚(4/5)

見る限り焼き払ひたる出津の野はいく日ののちも野火の匂ひす 吉野庄亨*出津とは、長崎市の外海(そとめ)の出津(しつ)集落のことだろうか? 詳細不明。 酒の香の恋しき日なり常盤樹に秋のひかりをうち眺めつつ 若山牧水 事きれしからだをゆすりなげかへばはや…