天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-08-27から1日間の記事一覧

五感の歌―触覚

体の皮膚の一部で触れた時に感じる感覚が触覚だが、「触れる」「触る」という動詞を直に使った作品は和歌にも短歌にも少ない。 しんしんと雪ふりし夜にその指をあな冷めたよと言ひて寄りしか 斎藤茂吉 棘だつものいくつもつけて帰り来しわが外出着(そとでぎ)…