天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-09-04から1日間の記事一覧

荒天を詠むー野分(2/2)

おもと人半蔀(はじとみ)おろす袖口のあらはなるまでふく野分かな 井上文雄*おもと人: 貴人のそば近くに仕える人。侍従。侍女。女房。 半蔀: 上半分を外側へ吊 り上げるようにし、下半分をはめ込みとした 蔀戸 (しとみど) 。 わが庭に野分のかぜの吹く見れ…