天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-09-22から1日間の記事一覧

かりそめ(3/3)

黙(もだ)しつつしぬべる心かりそめに甲(よろ)ふ心とわが言はなくに 柴生田稔*しぬぶ: 「しの(偲)ぶ」の音変化。江戸時代に万葉仮名の「の」の読みを「ぬ」と誤読してできた語という。 かりそめに忘れても見まし 石だたみ 春生(お)ふる草に埋(うも)るるが…