天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-10-24から1日間の記事一覧

はかなし(6/6)

没年を明らめんとして幾冊を閲(けみ)しゆきつつしきり果敢(はか)なし 木俣 修*誰かの亡くなった年月を明らかにしようと、幾冊もの参考書を調べている場面。 ひた寒くせせらぐ水のほとりにてはかなく燃ゆる草紅葉あり 木俣 修 病める子が小さき花火遊ぶさま…