天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-11-10から1日間の記事一覧

千鳥のうた(3/6)

かぜ吹けばよそになるみのかたおもひ思はぬ浪になく千鳥かな 新古今集・藤原秀能*「よそになる身」、「鳴海の潟」、「片思ひ」がそれぞれ掛けられている。 即ち、「風が吹き、遠くに吹き流された身(鳴海)は、番いから引き 離され(片思い)、鳴海潟を思い…