天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-11-19から1日間の記事一覧

小池光の短歌―ユーモア(6/26)

◆助詞・助動詞 日の恋しき頃となりつつおほははが赤(あか)毛布(げつと)と言ひし赤毛布かな 『日々の思い出』 わけのわからぬ物質潜む小枕に大事なあたまをのせてぞ冷やす 隣人は壁のむかうにさまざまな魚類を泳がせつつゐるらしも 『草の庭』 逆光の床のうへ…