天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-11-29から1日間の記事一覧

小池光の短歌―ユーモア(15/26)

◆主体のとり方(体の部分、人間以外)1/2 蜂蜜のこごりを溶かす湯気に濡れこの夜半の鼻、もつとも愚か 『廃駅』 夕暮るるあめの一日や革靴の量(かさ)のふくるるその中の足 『日々の思い出』 いちめんに椿の花が落ちてゐて来りし犬は憂ひをかんず 豆腐屋のま…