天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2019-12-30から1日間の記事一覧

憂い・鬱(3/3)

対岸の鬱をささうる一本のかがやける樹をわれは買いたし 香川 進*具体的な樹の名前は分からなくても、作者の心情は分かる気がする、 たをやかに蔓薔薇の黄はあふれきぬ寒き立夏のわが鬱をこえて 西田泰枝 西空に茜さすころ鬱まとふおのれ引き立て水買ひにゆ…