天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-01-03から1日間の記事一覧

身体の部分を詠むー顔 (2/7)

この牢の板の節目をものの顔にきめて慰む似ぬものもあれど 斎藤 瀏*斉藤瀏は、1936年、二・二六事件で反乱軍を援助して禁固5年の刑となり、入獄した。この時の経験を詠んだもの。 事もなく説明をする典獄の顔のかなしさよ絞首台を前に 矢代東村*矢代東村は…