天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-01-17から1日間の記事一覧

身体の部分を詠むー耳(2/7)

耳順、空耳といった熟語があるが、口の熟語に比べるとはるかに少ない。 人の群うごける十字路さみしきにその厚き耳その薄き耳 葛原妙子*十字路を行き交う人々のそれぞれの耳に注目した。 桃色の二つの耳を飾りゐて春のうさぎ我をはにかませ居り 斎藤 史 わ…