天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-01-22から1日間の記事一覧

身体の部分を詠むー耳(7/7)

ティーバッグのもめんの糸を引き上げてこそばゆくなるゆうぐれの耳 梅内美華子 *上句と下句との間には、読者には分らない因果関係があるのか。分かりようがない。 母を呼ぶ声聞かんとか最後まであたたかかりき耳のうしろが 山本かね子 さとき耳魚のもてるや…