天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-02-12から1日間の記事一覧

身体の部分を詠むー膝(1/2)

如何にあらむ日の時にかも声知らむ人の膝の上(へ)わが枕(まくら)かむ 万葉集・大伴旅人*大伴旅人が奈良の都の藤原房前に琴を贈ったときに添えた歌で、少女に化した琴が詠んだ形をとっている。意味は、「いつの日にか私の声色を理解してくれる人の膝の上をわ…