天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-02-14から1日間の記事一覧

身体の部分を詠むー足(1/8)

足は古くは「あ」だけだった。文献時代に入り、「し」を伴う用法があらわれた、という。現代短歌では、足が多く詠まれている。 剣刀(つるぎたち)諸刃(もろは)の利(と)きに足踏みて死なば死ぬとも君に依りなむ 万葉集・柿本人麿歌集*一首の意味は、「諸刃の…