風に乗らば雲にもとどかむわがをとめ母が手引くは重たかるべし 五島美代子*「わがをとめ」は、急逝した長女のことであろう。母たる作者が死に行く時、長女が手を引いて天に昇ってゆく情景を想像したようだ。 卓上に塩の壺まろく照りゐたりわが手は憩ふ塩の…
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