天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-03-19から1日間の記事一覧

故郷を詠む(3/9)

忘れじとちぎりて出でしおもかげは見ゆらむものを故郷の月 新古今集・藤原良経*「お互いに忘れないと誓って旅立ったが、私の面影は古里の月にも映って見えているだろうに。(ちっとも便りが来ない。)」 吉野山花の古郷(ふるさと)あとたへてむなしき枝に春…