天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-03-20から1日間の記事一覧

故郷を詠む(4/9)

故郷のもとあらの小萩いたづらに見る人なしに咲きか散るらむ 新勅撰集・源実朝*もとあら: 根元や幹の方に葉や枝がまばらである様子。いたづらに: 存在・動作などが無益で役に立たない様子。 霞しくわがふる郷よさらぬだにむかしの跡は見ゆるものかは 新勅…