天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-04-22から1日間の記事一覧

父を詠む(1/10)

父(ちち)は、上代に男子を敬って言った「ち」を重ねた語という。古くは「たらちを」のちに「たらちね」と言った。枕詞は「ちちのみの」。対して母をさすのに「たらちめ」という語がある。 たらちをのかへるほどをも知らずしていかですててし雁の卵ぞ 清原…