天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-05-03から1日間の記事一覧

母を詠む(2/12)

たらちめはかかれとてしもむば玉のわが黒髪をなでずやありけむ 後撰集・遍昭*「母は、まさかこのようなことになると思って、幼い私の黒髪を撫でたのではなかったろう。」 作者が頭を剃り下ろしたことを言っている。 露の身の消も果てなば夏草の母いかにして…