天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-05-05から1日間の記事一覧

母を詠む(4/12)

母が腹いでたる今朝は知らねども母を亡くせし日の朝を憶(おも)ふ 尾山篤二郎 ははそはの母を焼きたる煙かも流るる水にうつる白雲 尾山篤二郎*ははそはの: 同音の反復で、「はは(母)」にかかる枕詞。 母に受けしことばを売りて一生すぎその母の如くただ世…