天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-05-06から1日間の記事一覧

母を詠む(5/12)

老いし眼が泪(なみだ)になりてゆく母の幼子(おさなご)のごとき面(おもて)にむかふ 五味保儀 撒き灰のなかより萌ゆるみちのくの韮をぞ思ふ母をぞ思ふ 山本友一 わが母が芯を丈夫に生みくれし母の子われはいまなほ死なず 小名木綱夫 山畑につまづきやすき母抱…