天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-05-16から1日間の記事一覧

子を詠む(2/6)

世の中にさらぬ別れのなくもがな千世もとなげく人のこのため 古今集・在原業平*「 世の中に避けられない別れというものがなければよいのに、千年でも生きて欲しいと願う子のために。」 人の親の心はやみにあらねども子をおもふ道にまどひぬるかな 後撰集・…