天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-05-29から1日間の記事一覧

こころざし(2/3)

志くずれゆくごと見られつつひと庭しろき鷺草も散る 馬場あき子*鷺草の唇弁は大きく、その開いた様子が白鷺が翼を広げた様に似ていることが和名の由来である。その美しい花が散る様子をみると、「志くずれゆく」ように感じられるのだ。 こころざしいまだ朽…