天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-06-01から1日間の記事一覧

友を詠む(2/7)

やま里にうき世いとはむ友もがなくやしく過ぎしむかし語らむ 新古今集・西行 ながむるに慰むことはなけれども月を友にてあかす比(ころ)かな 新後撰集・西行 ありあけの月よりほかに誰をかはやま路の友とちぎり置くべき 新古今集・寂超 とまるべきやどさへみ…