天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-06-05から1日間の記事一覧

友を詠む(6/7)

信頼を温めながら酌む友の寡黙をほぐす酒をまた注ぐ 吉田秋陽 死顔を見られたくないと言ひし友それよりはやく過ぎし幾とせ 清水房雄 この友とも老を嘆きあふいとま無く歌会果つれば相別れゆく 清水房雄 かむりきの峠の駅はわが友が駅長にて萩の花植ゑし駅 斎…