天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-06-19から1日間の記事一覧

衣のうたー袖・袂・襟(1/11)

袖は着物の両腕を覆う部分。古くから袖のしぐさは、人の心を表し露や涙を連想させた。現代でも歌舞伎や講談のしぐさに見られる。古典和歌に袖を詠んだ作品は極めて多い。わけても古今集、新古今集に目立つ。「袖」は古典和歌の典型的なうた言葉であった。 采…