天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-06-20から1日間の記事一覧

衣のうたー袖・袂・襟(2/11)

袖ひちてむすびし水の氷れるを春立つ今日の風やとくらむ 古今集・紀 貫之 春ごとにながるる川を花と見て折られぬ水に袖やぬれなむ 古今集・伊勢*「春が来るたびに流れる川に映る梅を本物の花と見て、手折ろうとして折れない水で袖が濡れてしまうでしょうか…