天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-06-21から1日間の記事一覧

衣のうたー袖・袂・襟(3/11)

おろかなる涙ぞ袖に玉はなす我はせきあへずたきつ瀬なれば 古今集・小野小町*「玉になるぐらいの涙なら大した事はありません。私の方は堰き止められないほどの激流になっていますよ。」 わが袖にまだきしぐれのふりぬるは君がこころにあきやきぬらむ 古今集…