天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-06-28から1日間の記事一覧

衣のうたー袖・袂・襟(10/11)

かりに来(く)と聞くに心の見えぬればわがたもとにはよせじとぞ思ふ 金玉集・伊勢*「狩に来ると聞くと、あれかと心が見えてしまうので、わが手もとには寄せ付けまいと思う。」 涙にも波にもぬるる袂かなおのが舟々(ふねぶね)なりぬと思へば 和泉式部 唐ころ…