天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-07-12から1日間の記事一覧

衣のうたー履物(3/4)

足半(あしなか)の草履(ぞうり)の脚に来る媼まこと貧しきは物を盗まず 岡部文夫 *脚にすり寄ってきた物乞いの老女を詠んだ。時代が思われる。 妻と子と吾に従う雪の径ゴム長靴は借りて穿きつつ 細川謙三 *ゴム長靴を借りて穿いたのは、作者だけだったのか?…