天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-07-13から1日間の記事一覧

衣のうたー履物(4/4)

きみが靴にわが小さきを並べ置くそれさへ不可思議のごとき朝(あした)よ 今野寿美 *結婚生活を始めたばかりの感想であろう。 背なか一面皮膚はがれきし少年が失はず穿く新しき靴 竹山 広 *生きることの悲しさと少年のたくましさを感じる。 今ぬぎし靴玄関の…