天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-07-27から1日間の記事一覧

食のうたー魚介(6/7)

わが背子(せこ)に恋ふれば苦し暇(いとま)あらば拾ひて行かむ恋忘(こひわすれ) 貝(がひ) 万葉集・大伴坂上郎女 *忘れ貝: 二枚貝の片方だけになったもの。恋忘れ貝は、恋心を忘れることができるとされた貝。一首の意味は、「貴方を恋して苦しくてたまりませ…