天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-09-11から1日間の記事一覧

食のうたー道浦母都子『食のうた歳時記』(6/8)

[秋(続)] 実を終へし糸瓜(へちま)なれども大き葉はせいせいと三日の雨をよろこぶ 米川千嘉子 *糸瓜はいろいろな部分が我々の役に立つ。ヘチマ水は化粧水に、円筒形の果実はヘチマたわしに、種は食用に、大きな葉は緑蔭に、などである。この歌は、そんな…