天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-09-12から1日間の記事一覧

食のうたー道浦母都子『食のうた歳時記』(7/8)

[冬] わが物にあらねど蜜柑を山と積み店に売りをれば人の世たのし 前川佐美雄 蟹の肉せせり啖(くら)へばあこがるる生れし能登の冬潮の底 坪野哲久 *作者は石川県羽咋郡志賀町出身。つまり能登が故郷である。この歌の碑が志賀町図書館横に夫人の山田あきの…