天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-09-26から1日間の記事一覧

住のうたー家・庵・宿(11/14)

女郎花うしろめたくも見ゆるかな荒れたるやどに独りたてれば 古今集・兼覧王 *「あの女郎花がうしろめたく見えるなあ。荒れた庭に独りで咲いているのだから。」 なきわたる雁の涙やおちつらむ物思ふ宿の萩のうへの露 古今集・読人しらず 里はあれて人はふり…