天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-09-29から1日間の記事一覧

住のうたー家・庵・宿(14/14)

いまはわれ吉野のやまの花をこそ宿のものとも見るべかりけれ 新古今集・藤原俊成 *「今や私は、あこがれていた吉野の山の花を、わが家のものとして見るべきなのだろう。」 住む人もあるかなきかの宿ならし葦間の月のもるにまかせて 新古今集・源 経信 いづ…