聞くための柔らかき襞日に透きてうすき血をもつにんげんの耳 三枝浩樹 窓に灯の蕭々と洩れ音もなく殺人現場の血を跨ぎゆく 砂田武治 魚けもの人も淋しき春の血を溜めてねむらむ夜空がひらく 河野愛子 血しほにもみちひきありておのづから満潮の夜の一身あを…
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