天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-11-16から1日間の記事一覧

この世のこと(4/16)

むらぎもの心ぐるひしひと守(も)りてありのまにまにこの世は経(ふ)べし 斎藤茂吉 *むらぎもの: 「心」にかかる枕詞。心の働きは内臓の働きによると考えられたところから。 斎藤茂吉は精神科医であり、青山脳病院(現在の都立梅ヶ丘病院や斉藤病院)の院長を…