天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-11-21から1日間の記事一覧

この世のこと(9/16)

かくばかり憂き世の中を忍びても待つべきことの末にあるかは 千載集・登蓮 うき世をば峰のかすみやへだつらむなほ山ざとは住みよかりけり 千載集・藤原公任 忘るるは憂世のつねと思ふにも身をやるかたのなきぞ侘しき 千載集・紫式部 かくばかり憂世の末にい…