天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-11-22から1日間の記事一覧

この世のこと(10/16)

うき世をば出づる日ごとに厭へどもいつかは月の入る方をみむ 新古今集・八条院高倉 *「つらい現世を、朝日が昇るたびに厭い、遁れ出たいと思うけれど、いつになったら、月の沈むほう、西方浄土を拝むことができるのだろうか。」 昔よりはなれがたきは憂世か…