天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-12-01から1日間の記事一覧

歌枕の衰退(2/3)

[鳴海潟]「成る身」「成る」「なり」に掛け、「浦」に「恨み」をかけてよく詠まれた。 風吹けばよそになるみのかた思ひ思はぬ波に鳴く千鳥かな 新古今集・藤原秀能 都おもふ涙のつまとなるみがた月にわれとふ秋の塩風 拾遺愚草・藤原定家 [打出の浜]「う…