天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-12-13から1日間の記事一覧

彫刻を詠む(2/2)

瓔珞(ようらく)の影さえうつす小面(こおもて)の冷たき冴えは胸にしみ来る 馬場あき子 *瓔珞: 珠玉を連ねた首飾りや腕輪。インドにおける装身具であった。 小面: 能面の一つ。あどけなさを残した、かれんな若い女の面。 こともなくわだつみ像が支え立つ忘…