天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-12-17から1日間の記事一覧

虫のうた(4/5)

微小な生命の代表である虫の生態に注目することが、人間の生き方を観返ることになる。 なんの虫かわからぬ虫の鳴きをるよ人間のみが暗きにあらず 石川一成 触覚をしきりに拭ふ虫一つ本読む止めてしばし憩はむ 吉村睦人 背に負へる褐色の毛に朝山の露いただき…