天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-12-21から1日間の記事一覧

師走、年の暮(2/2)

木の葉なき空しき枝に年暮れてまた芽ぐむべき春ぞ近づく 玉葉集・京極為兼 かづらきや雲を木(こ)高(だか)み雪しろし哀(あはれ)と思ふ年の暮かな 金槐集・源 実朝 *かづらき: 葛城。奈良県中西部、葛城山東麓一帯の呼称。 しづかなる心をもちてわびずみの師…