天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2020-12-28から1日間の記事一覧

感情を詠むー「忍ぶ」 (4/4)

玉の緒よたえねば絶えね長らへば忍ぶることのよわりもぞする 新古今集・式子内親王 *「命よ、絶えるのならば絶えてしまえ。このまま長く生きていれば、恋に耐え忍ぶ力が弱ってしまいそうだから。」 忍ぶるに心のひまはなけれどもなほ漏るものは涙なりけり …