天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-01-27から1日間の記事一覧

刃物を詠む(5/8)

ナイフ 磨きたての細刃(ほそば)のナイフ物清く割(さ)きて匂(にほ)はすさながらの君 尾上柴舟 *君の性格を「匂はす」までの長い詩句で形容したのだろう。 尋常のおどけならむやナイフ持ち死ぬまねをするその顔その顔 石川啄木 研ぎあげしナイフ一振り水張田…