天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-02-23から1日間の記事一覧

心を詠む(2/20)

心には千遍(ちたび)思へど人にいはぬわが恋妻を見むよしもがも 万葉集・柿本人麿歌集 *「恋妻に逢いたいと心には千遍も思っているが、人には言えない。なんとか逢う手立てはないものか。」 徘徊(たもとほ)り往箕(ゆきみ)の里に妹を置きて心空なり土は踏めど…