天野 翔のうた日記

俳句はユーモアを基本に自然の機微を、短歌は宇宙の不思議と生命の哀しさを詠いたい。

2021-02-25から1日間の記事一覧

心を詠む(4/20)

立ちかへりあはれとぞ思ふよそにても人に心を沖つ白波 古今集・在原元方 *掛詞で成り立っている。立ちかへり: 波が寄せては返す意を掛ける。 おきつ: 「置きつ」「沖つ」の掛詞。「繰り返しあの人を恋しく思うよ。遠くからあの人に心を寄せてしまった、寄…